眩しすぎるものを見ると目には良くはないと実感した日
いつもより少し遅めの午後3時過ぎに散歩へ出た日。
遊歩道の先にある芝生の広場には、ベンチの役割をするブロックがある。
ちょうど学生の帰宅時間帯で、そのブロックには高校生の男女が並んで腰かけていた。
ぴったりとくっついて座り、仲良さげにおしゃべりをしていた。
学校帰りにちょっと寄り道をして、恋人とおしゃりデート。
いいねえ。
なんて頭の中でひとりごちながら、広場を通り過ぎる。
30分ほど近所を歩き、さあスーパーに寄って夕飯の買い物をして帰ろうかね、、
と広場に戻ると、
先ほどのカップルが芝生でキャッチボールをしていて
日が沈み始めた空はとてもきれいに澄んでいて
学校の指定バッグは適当にベンチに置かれていて
無邪気に笑いながらボールを追いかける彼らの笑顔が眩しくて眩しくて
私の目は潰れた。