フォローアップ娘
焼肉食べに行くけど来る?
と母からの連絡に、二つ返事でLINEを返した。
夕食後に娘を連れて帰宅するのが面倒なので、近場でも大体1泊で行く。
「パジャマと明日の着替えと、あと持って行きたいもの(ぬいぐるみ等)を用意して〜」と指示を出す。
1秒でも長くYouTubeを観ていたい娘は(最近観ているチャンネルのYouTuberが毎回のように変わる)、文句を言いながら30分後にようやく支度をしていた。
あいにく長袖パジャマを2着とも洗濯してしまっていたため、途中ユニクロに寄るということにした。
支度が終わったのか再びYouTube鑑賞に興じる娘に、私は聞いた。
「明日の着替えはお洋服とボトムス以外に、靴下と肌着もちゃんと用意したの?」
なんとどちらもバッチリ揃えて用意していた。
その上きれいに畳んでいた。
ちょっと前までだと、支度してと言っても、結局着替えは私が用意していたのにな。
いや違うか。娘に指定されたアイテムをピックアップし、パッキングしていた。
思わぬところで娘の成長を感じてしまった。
娘は保育園に通っていた頃から、着替えやタオルをきっちりと畳みたい派の主義の人間だ。
やる気がある時はやるが、普段は丸めてぽいの母とは違う。
娘と私の、似ていないところ。
ちなみにここで言う「お洋服」とは、トップスのことを指している。
娘はTシャツなどの“上半身に着る、肌着でもアウターでもではないもの“を総称して「お洋服」と呼ぶ癖がある。
間違ってないし、まだ幼さのある呼び方でかわいいなと思う。
泊まりの支度はばっちりな娘だが、平日の朝着替えるときの90%は靴下を履くのを忘れている。
「もう行く時間だよ!靴履いて〜!」
の声に、靴下を履かずに玄関に向かうのはどうしてなのかしら。
なんならランドセルもリビングに置いたままだ。
「ちょい!靴下!ランドセル!」
娘を後から追う私。
毎度面倒だが、世話を焼くことがどんどん減ってきている最近。
ちょっと楽しみなやりとりの1つでもあるのだ。